6月16日(金)、静岡市消防局 島田消防署から4人の職員の皆様を講師にお招きして、3年生を対象に「AED講習会」が行われました。「AED(自動体外式除細動器)」とは、心臓発作等による心臓の異常な拍動を検知して電気ショックを与え、心臓の正しい拍動の再開を促す機器のことです。
はじめにIT教室で、「AED」について、ビデオを視聴しながら学習しました。
その後体育館に移動し、心臓に見立てた模型を使って「胸骨圧迫」の講習が行われました。
続いて、いよいよ人形と本物の「AED」を使っての実技講習です。グループごと、「胸骨圧迫」をする人、「119番通報」をする人、「AED」を見付けて持ってくる人など、即座に分担をしながら救護に当たっていく演習が行われました。どのグループも、消防署員の方々の指導を受けながら真剣に取り組むことができていました。
講習会で生徒から出た質問の一つを紹介します。
質問:「胸骨圧迫は、どれくらいの深さまでやればいいのですか?」
回答:「約5cm位です。分かりやすく例えると、単3乾電池の長さです。これによって胸骨が骨折することもありますが、それでも構いません。心臓が止まっていることの方が、深刻な状態なのです。」
非常災害時には、地域の中学生の動きが重要な力となってきます。いざという時、今回学んだことが少しでも役に立っていくことを期待しています。
ご協力いただいた、静岡市消防局 島田消防署の皆様、お忙しいところを本当にありがとうございました。