南極教室 2年生
7月13日(月) 2年生を対象に、4ヶ月遅れの「南極教室」が開催されました。
第60次南極越冬隊として南極に1年4ヶ月滞在していた 小山 悟さん を講師にお迎えし、南極の自然や昭和基地での生活などについて、たくさんの写真や動画を交えて紹介していただきました。
南極に行くには地球を半周分移動することや、南極では最高気温が10℃、最低気温はマイナス40℃以下になること、食料は1人1トン分持っていくこと、また、南極で見られる動物のことなどを、実際の写真を示しながら分かりやすく話してくださいました。
実際に使用した越冬服を試着することもできました。風速60mの風の体験もブロアという道具で体験もさせていただきました(参考:扇風機の風は風速5m、ドライヤーは12~16mくらい)。
また、南極の氷をカップに入れて、2万年前に閉じ込められた空気の粒が、氷が溶ける時にはじける音を聞くこともできました。小さな空気の粒が無数にあるせいで少し白っぽく見えましたが、不純物のない水からできた氷なので、透明で、とてもきれいでした。
南極では、様々な職種、役割の人たちと協力して生活していくなど、大変なこともあるのだろうと思っていましたが、楽しみもたくさんあったようです。ペンギンたちがやってきたり、オーロラ観測をしたりしたそうです。その他、氷を削って穴を作って釣りをしたり、氷山を利用して流しそうめんを楽しんだこともあったようですす。
小山さんは、興味を持ったことを継続していけば、道がひらける可能性が大きくなる、しかし、やみくもに続けるだけではだめで、やりたいことにつながるかどうかしっかり考えていくことが大切であるということを話してくださいました。はるか遠くの南極が、小山さんのお話のおかげで身近に感じられました。
地球環境のことや、夢の実現についても考えることができた貴重な時間となりました。